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戦後金田一耕助は、活動拠点を幾度か変えている。 「京橋裏にある三角ビル」「大森の山の手にある松月という割烹旅館のはなれ」に続き、 「世田谷区緑ヶ丘「緑ヶ丘荘」2F 3号室」に移り住む。 この探偵事務所については、シリーズ作品中の随所で語られている。 それらをまとめたものとして、金田一ファミリー研究会編『金田一ファミリーの謎』(飛鳥新社,Dec/11/1996)が 挙げられる。その37項目目に、 (問)『ジッチャンの「お部屋」拝見。いったいどんなインテリア？』 (答)３Ｋバストイレ付。アームチェアーに電化製品……その優雅な生活 とタイトルがあり、家具調度類に至るまで詳細に記されている。 ただ残念なことに、家具の配置を含む間取り図が掲載されていない。 しかしこの『金田一ファミリーの謎』刊行12年前に、「金田一耕助の部屋」として、 桜井一が間取り図を公開していた(下図)。 |
 桜井一『名探偵100人紳士録-名探偵たちの身上調査書-』 (大和書房,1984/2,p61)より引用 イラストに「デスクはめちゃんこにちらかっている。」と記述がある(^^;)。 |
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この「金田一耕助の部屋」は、後日「金田一耕助のオフィス」として、
『名探偵100人紳士録』のイラストに、廊下と地図(緑ヶ丘の位置)を付加し一部改訂されたものが、
雑誌「ミステリマガジン」で紹介された。 |
 続・桜井一のミステリマップ「金田一耕助のオフィス」 (ミステリマガジン,No.342,1984/10)より引用 |
| 金田一耕助について調査中です。 知りたいテーマがありましたら、ぜひご一報ください。 |
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