ほぼ週刊・本棚から横溝正史
ほぼ週刊・本棚から横溝正史
- 『新版 金田一耕助さん・あなたの推理は間違いだらけ』 -

『新版 金田一耕助さん・あなたの推理は間違いだらけ』(佐藤友之, 青年書館, 1987/7, 定価:1,380円)
『新版 金田一耕助さん・あなたの推理は間違いだらけ』
佐藤友之, 青年書館, 1987/7, 254p, 定価:1,380円

内容項目は次の通り。
金田一耕助氏へのラブレター
 −「まえがき」にかえて
p.3
第1章 「犬神家の一族」の盲点 p.13
第2章 「八つ墓村」の盲点 p.33
第3章 「本陣殺人事件」の盲点 p.47
第4章 「悪魔の手毬唄」の盲点 p.65
第5章 「獄門島」の盲点 p.79
第6章 「三つ首塔」の盲点 p.93
第7章 「病院坂の首縊りの家」の盲点 p.111
第8章 「女王蜂」の盲点 p.131
第9章 「不死蝶」の盲点 p.145
第10章 「仮面舞踏会」の盲点 p.159
第11章 「悪魔の寵児」の盲点 p.181
第12章 「仮面劇場」の盲点 p.199
第13章 「白蝋少年」の盲点 p.217
第14章 「黒猫亭事件」の盲点 p.229
第15章 「広告面の女」の盲点 p.241

「1集2集の傑作を再編集新版」とのこと。

奇怪な15事件のナゾに挑戦し名探偵の推理の盲点をつきながら真犯人を 再捜査した興味つきない裏づけ報告書… 論理小説と探偵ゲームが同時に楽しめる本と、表紙に記されています。

「金田一耕助」を冠してはいますが、「仮面劇場」「白蝋少年」「広告面の女」の探偵役は異なります。 1集2集での金田一作品を合せると23作あるのにもかかわらず、なぜ? この本が刊行された時から、私が疑問に思っていたことです。

今さらかもしれませんが、「1集」「2集」の文庫での再刊を期待したいものです。ぜひともお願いしたいですね。

さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。
キーワードは「青年書館といえばもう一冊」です。お楽しみに!

横溝正史関連書籍をご存じの方、
ぜひご一報ください。



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